おうち英語に欠かせない読み聞かせと多読。
最大のポイントは”適したレベルの本と継続”です。
まずは、その子の英語レベルにあった本を探していくのが大切になってきます。
でも面白い内容で、レベルが合ったものなんてどうやって探せばいいの?
そんな時、簡単なレベルの本から徐々にレベルアップしていくGR、LRと呼ばれるものが便利です。この記事ではおうち英語を進めるのに役立つLRを紹介していきますね。
GR、LRともに英語レベルが徐々に上がっていくシリーズ本のこと。
- GR(Graded Readers):非ネイティブ(英語学習者)向け
- LR(Leveled Readers):ネイティブ子ども向け
実際に使用した商品を紹介しています。アフィリエイト広告リンクを含みます。
Leveled Readersの注意点
- レベルの表示は、Level、Stage、Stepなどシリーズによって異なります。
- あるシリーズのLevel1と他のシリーズのLevel1の難易度が同じとは限りません。
YLは”読みやすさレベル”なので、シリーズを超えて選ぶ目安になりますよ。ただこれまで触れてきた英語の内容などによって読みやすいと感じる本に個人差はあります。
数字にとらわれ過ぎず、子供の様子を見て意見を聞いて、楽しいと思えるものを読みましょう🌷
YLの詳細:【大学生にも効果あり】小学生・中学生から始める英語は多読で決まり!
Leveled Readersリスト
ここから有名なLRを挙げていきますね。
それぞれのLeveld Readers概要と、代表的な本や人気シリーズを挙げてあります。
シリーズの中でも現時点でAmazon価格の安いものとリンクさせていますが、洋書のお値段はよく変動しますので買われる際は注意してください。
1.多読の王道:Oxford Reading Tree(ORT)
Stage 1~9(YL 0.0-1.4) 総語数 0-1,500語
おうち英語界では言わずと知れた王道シリーズ。イギリスの子どもたちのために作られた教科書の副読本。主人公のキッパー一家を中心に繰り広げられるお話。基本一冊で一話。短い話でも必ずオチがあり、非常に人気が高い。Stage4までは日常のお話が中心。Stage5からMagic Keyで時や場所を超え子ども達が旅する冒険のお話が始まります。
ORTについて掘り下げた記事↓
2.成長したキッパー達:Oxford Reading Tree Time Chronicle
Series 1~3(YL 1.6-2.6) 総語数 1,800-3,300語
1.のORTのキッパーシリーズの数年後のお話です。それぞれのレベル内で6冊1話の続き物ですので順番に読んでください。(6冊セットのものとリンクしています)
3.LLL: Longman Literacy Land Story Street
Step 0~12(YL 0.0-3.0) 総語数 0-5200語
ORTと同様イギリスの多くの小学校で副読本として利用されている教材。
Step0(YL0.0)、Step1(YL0.1)・・・Step12(YL2.5) の13段階です。6人の子ども達とその家族中心としたお話で基本的に一冊で一話。 学校生活、兄弟げんか、ペットの死、両親の離婚、いじめ、恋愛、冒険など。 登場人物が同じで徐々に英語レベルが上がるなどORTと似た構成でありながら、最終的に到達する英文レベルはORTより高いものとなります。
こちらはORTと同じくらいオススメですが、Amazon,楽天,他の販売サイトでもなかなか入手できません。
私の調べた限りで手っ取り早いのは Apple Book Clubさんのレンタルです。まれですが図書館に蔵書がある場合も。
4.ほのぼの:I Can Read Books (ICR)
My First~Level4(YL 0.3-2.8) 総語数 89-2,100語
Biscuitシリーズを始めとするかわいい・ほのぼのしたお話が多数。アーノルド・ロベール作「Frog and Toad」は「がまくんとかえるくん」として日本語訳が教科書で採用されています。
【ICRの人気シリーズ】
5.おなじみのアニメ多数:Step Into Reading (SIR)
Step 1~5 (YL 0.2-3.5) 総語数 46-4,700語
トーマス、アナ雪などのディズニー、パウパトロールなど日本人に馴染みのあるアニメが多く、子ども受けの良いシリーズです。
公式サイトには印刷して使うちょっとしたアクティビティもあります。
【SIRの人気シリーズ】
SIRは数冊分を1冊にまとめたコスパの良い本が出ています。その事を紹介した記事は↓
6.Penguin/Puffin Young Readers (PGR)
Level 1~3(YL0.4-2.0) 総語数 80-3,000語
大きな犬のTinyシリーズ、子ブタ兄妹のほのぼの物語OliverとAmanda Pig、Foxのシリーズなどが人気です。
【PGRの人気シリーズ】
7.安定のScholastic社:Scholastic Readers (SCR)
Sterter~Level4(YL0.1-2.0) 総語数 30-3,600語
2004年以前はHello Reader!と呼ばれていたシリーズ。クリフォード、ポケモン、マジックスクールバスなど有名どころが安定の人気。
【SCRの人気のシリーズ】
8.自然といえば:National Geographic Kids Readers
Pre-reader~Level3(YL0.3~1.0) 総語数 60-3,000語
自然・動物といえばナショジオ。質の良い写真が多数で自然好きの子が釘付けになる本ばかり。
【代表的な本】
9.All Aboard Reading(AAR)
Level 0~3(YL0.4-2.0) 総語数 75-4,000語
AARのlevel0 は文中の大切な単語が絵になっていて、巻末にフラッシュカードがついています。
【AARの人気シリーズ】
10.Ready-to-Readシリーズ
Level 1~3(YL0.3-1.8) 総語数 50-2,700語
【RTRの人気シリーズ】
Puppy Mudge,Eloise,Henry and Mudge,Pinky and Rex,Bunnicula and Friends
11.Usborne Young Reading (UYR)
よく知られたおとぎ話・民話などが読みやすい文、かわいい絵にまとめられていて大人も楽しめます。CD付きが選べるのも◎
【代表的な本】
12.Oxford Reading Tree Fireflies
ノンフィクション。写真を大きく使っていてわかりやすく、文の内容の理解を助けてくれます。簡単な英語で身近な出来事、自然現象など様々な知識も得られます。
【代表的な本】
13.Green Light Readers
こちらはAmazonでもお値段が控えめで各レベル出ていて手に取りやすいです。わが家では『Dodsworth』のシリーズをよく読みました。
【人気の本】
14.Macmillan Springboard(MSB)
Level 1~30 (YL 0.1-2.0) 総語数 30-1,000語
オーストラリアの幼稚園~使用されている教材です。
Amazonでは現在取り扱いのない本が多いです。アプリコット出版にて取り扱っています。
まとめ
今回はLeveled Readersをご紹介しました。
例えばORTを主軸に読み進めてレベルを上げていき、ちょっと難しくなってきたゾと思った時、無理にレベルを上げるのは禁物です。易しい・楽しいと感じるレベルの絵本に広げて多読や読み聞かせを続けていくのがポイント。
そんな時ここに紹介したようなLeveled Readersが役に立ちます。
私が子どもの読み聞かせを進めていく上でLRのまとまっている記事がなく都度ネットであちこち探すのが手間でした。この記事のリストが今おうち英語を取り組んでいるパパママのお役に立てばうれしいな、と思います。
お子さんが楽しめる本にたくさん出会えますように🍀